アートビジネスの教科書 まとめと感想2/2
NewsPicksより
アートビジネスの教科書
まとめと感想2/2
【第4回】
遠山正道
僕が「アートの新しい流通」を作る理由
マーケットインではなく、プロダクトアウト
①市場が求めているという理由だと脆いものになりえ、上手くいかない理由を外のせいにする
②人生100年時代には1人1人が内面を見つめ思考し、価値を発揮する必要性がある
世界の言語化されていない9割と見つめる
アートは見えていない9割に目を凝らし、気づきを与えてくれる可能性がある
日常に作品を潜らせる
①インスタレーションの流動化
ミュージアムを日常に、生活に溶け込ませ「アートの自律化」を目指す
②アートの評価経済を作る
アートの敷居をさげることで「アートの民主化」を目指す
【第5回】
アートメディアの役割
①アートシーンでいま起きている事象を社会に伝える、情報提供やジャーナリズムとしての役割
展覧会情報をはじめ、アーティストやギャラリーの情報を把握するためのもの
②アートの価値や歴史をつくっていくための役割
アート作品の社会的・歴史的価値を言語化することでパブリックなものにしていく
課題
・アート作品の際限なき広がり
→美術史の中にはおさめられず、多角的な検討による総合的な判断が必要となった
・メディアの爆発的な増加
→どのように作品の評価をすべきかが不透明に(逆に多くの人々の評価が作品の価値をつくりあげていくことにもつながっていく)
【第6回】
サザビーズのオークション
日本の作品が再び注目される理由
オークション現場のいま
・市場のパイが肥大化
→現代美術の発展により若い人の流入
・クレバーなコレクターが増加
中国でのオークションでは、高騰した中国美術の作品よりも割安な西洋やアジアの作品が注目されるようになるなど、冷静な判断がされるようになってきた
【第7回】
分散的な時代における、中央集権的なアート市場の変化の必要性
未だ権威がトップ層にとどまるアート市場を、民主化していくべきである
・アート作品を多数決ではなく、長い目で見た評価に